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>栞さん
わたしの家庭では、母、姉に鬱傾向があり、姉のほうはパニック、自律神経失調症、視線恐怖など、かなり多くの問題要素をかかえています。
遺伝はなくもないですが、気分障害は、伝染るので(そばにいる人の気分にむらがあると、自分の気分にもむらができたり、機嫌の悪い人のそばにいると、気分が悪くなったり……)ずっと気分にむらがある人と暮らしたりすると、同じようなことにはなると思います。
わたしの場合、盗れば盗るほど盗りたい気持ちが出てきます。そこから、気持ちを静めて、盗らなくなると、盗らずにすむ生活が送れるようです。
今年は7月から万引きが始まりました。
それまでしてなかったのに。
そのまえにしたのは去年の3月。
そのまえは去年の10月。
毎回盗るたびに万引きをしない誓いを立てて、しばらくは実行できているんですが、ちょっとしたことで、また盗ってしまいます。
たとえば「損をした」と感じたとき。わざわざ遠出をして買いに行ったものが思いのほか高くて、買えそうもなかったとき。遠出をして時間をかけてここまで来たのに、こんな値段を払わないといけいなんて…、と思って、盗ってしまいます。
いは盗らない環境に身を置くこと、を実践しています。盗りたい気持ちが少しでもあるうちは、決して出かけない。買うときは、ネット通販や生協を利用して安いものを買う。
あと、わたしの場合摂食障害とも連動しています。盗ることで空虚感を埋める気持ちがあります。食べることで、空虚感を埋めるように。
人生のどこかで「損をしてきた」と思っているので、その気持ちの穴埋めにとってしまう。
盗ったとき、恐怖と同時に猛烈な快楽が流れます。いままで感じたことのない強烈な快感です。盗れば盗るほど、快楽物質が流れてきて、止まらなくなって、マレーシアの空港で、盗りまくって、つかまりました。どうしてほしくもないブランドものの財布を盗ったのか、不思議でなりません。でも、あのときはもう自分をおさえることができなかった。ギャンブル依存の人の気持ちがわかりました。
いまのところ盗るお店は、決まっています。だから、盗らないために、少しでも万引きの虫がうずくときは、そのお店には行かないことにしました。行くことがあっても、人と待ち合わせのときだけにします。
このままずっと盗らないですみますように。
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